黒文字の菓子切りづくりと喫茶
一言で言うと“樹木のひと”、吉岡正樹さんによる木のお話と黒文字を使った菓子切りづくりのお知らせ。
先日よりお伝えしている11/28「わわわの市」にて行われるワークショップイベント。
3人目のご紹介は吉岡正樹さんです。
庭師であり樹木医、アーボリストであり木工作家という“樹木”を中心として様々な顔をもつ吉岡さん。
今回はグリーンウッドワークの指導者としてワークショップに関わっていただきます。
以下より詳細です。
…
「宍粟の黒文字から削り出す、菓子切りづくり」
グリーンウッドワークという言葉をご存知でしょうか。
グリーンウッド(green wood)は生木を、ワーク(work)はものづくりのことを差し、
“生木をつかったものづくり”のことを意味しています。
ただ生木をつかうだけでなく、その背景は様々です。
・どのような木でも材料になる
・地球に負荷がかからない
(人力のみでの作業、乾燥のためのコストがかからない)
・場所を選ばない
・子どもから高齢者まで楽しめる
(大型機械を使わないため。ただし今回はナイフを扱うため、残念ながらお子様は参加できません)
「いつでもどこでもどんな人でも木に関われる」
そんな理念をもとに吉岡さんもグリーンウッドワークに関わられています。
今回はそのなかでも皆さんにはナイフをつかったグリーンウッドワークに挑戦していただきます。
使うナイフは「MORAKNIV(モーラナイフ)」社製のナイフ。
なかでもウッドカービングシリーズはその切れ味、使い心地からもグリーンウッドワーカーには必須のナイフとのこと。
刃渡りが8cmあり、両刃で刃先にかけてカーブしており、その形状を利用することで木を気持ちよく削ることができます。
樺材のグリップ部がふっくらして握りやすく、細かい作業が行えます。
そんなナイフをつかい、黒文字で菓子切りをつくっていただきます。
持ち方や体勢、刃の向きだけでなく、木の方向なんかも注意深く見ることが求められます。
先日わたしたちも試しにこのナイフを使いワークショップを体験させていただきましたが、
…思ったよりも難しい…そして楽しい!
最初は切る作業に慣れることに必死でしたがある程度使い方がわかってくると、
「もう少し尖らせたい」とか「もう少し細くしたい」、「持ち手を滑らかにしたい」などつぎつぎと「こうしたいああしたい」が生まれてきます。
そうなればもう立派なグリーンウッドワーカーです。
皆さんにも是非体験していただきたいです。そしてこれをきっかけに色んなグリーンウッドワークにも挑戦してください。
作業後はこの菓子切りを使い喫茶を楽しんでいただきます。
ご自身でつくった菓子切りで楽しむ喫茶…作業時間から喫茶の時間まで、とても充実した時間を過ごしていただけるかと思います。
宍粟の森林面積は9割を超えると言われています。いわばグリーンウッドワーカーにとっては宝の山といえるべき場所です。
皆さんもそんな吉岡さんが見る景色を、このワークショップで味わっていただけたらと思います。
そして、そのことを通じて楽しみながらも宍粟の山が持つ課題にも目を向けてもらえたら嬉しいです。
■日時
11/28(日)わわわの市
①10:00 - 11:00
②11:00 - 12:00
③13:00 - 14:00
各回定員4名
■場所
サササ(旧繁盛幼稚園)
〒671-4105
兵庫県宍粟市一宮町上岸田576
■参加費
¥2,000
作業後、喫茶室での喫茶(薬膳茶とお菓子)付き
モーラナイフ購入希望の方は+¥3,300
■もちもの
特になし
(屋外での作業です。暖かい服装と汚れても良い服装でお越しください。)
■お申し込み
サササのメールアドレス(info@sasasashiso.com)宛に
・ワークショップ名
・お名前
・参加人数
・参加希望時間
・当日連絡のつく電話番号
をご明記の上ご連絡ください。
※こちらからの返答後、お申し込み確定となります。
※返答がない場合、メールが届いていない場合があります。再度ご連絡ください。
※お問い合わせも上記メールアドレス宛にご連絡ください。
皆様のお申し込みお待ちしております。
作家プロフィール
吉岡 正樹
2021年より長野県からUターン。庭師であり樹木医、アーボリストであり木工作家。
「地域」という大きな単位を「庭」として見る視点をもつ。
多くの人たちが木という素材に関わることのできるグリーンウッドワーク講師としての顔も持つ。
今後、彼と宍粟の山々がどう関わっていくのかとても楽しみです。
Instagram : @masakir
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