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冬の養生茶 ~陰極まる季節に、静かな力を~』
山の稜線に白い雪が舞い降り、朝には吐く息が白く染まる。濃い霧が里を包み込むこの季節、冬が確かに訪れました。 暑すぎた夏を越え、駆け足で過ぎ去った秋の後に。陰が極まるこの時期は、体調を崩しやすく、風邪やインフルエンザが忍び寄る季節でもあります。だからこそ、体を満たし整える「養生」で、静かに冬を乗り切りましょう。 冬の養生、自然に倣う 木々が葉を落とし、根に栄養を蓄えるように。私たちもむやみに活動的にならず、少し早めの眠りにつき、お風呂で温まり、読書に耽る。そんなゆったりとした自分時間を大切にする季節です。 黒い食べ物の知恵 薬膳では、黒い食材が冬の養生に良いとされています。海苔、ひじき、黒豆、黒ゴマ。日々の食事に手軽に加えられるものばかり。さらに、ナッツやくるみ、旬を迎える里芋や大根も、体を温め潤す冬の味方です。 鍋、おでん、煮物。温かな食事はそれだけで、心までほっこりと満たしてくれます。 冬の養生茶に込めた想い 黒豆やネズミモチといった黒い実が主役。これらは東洋医学で「腎」を養う薬草とされ、生命力の源を支えます。体を温めるヨモギ、滋養強壮のカワラ
11月24日


開催地サササでのしめ飾りWS参加お申し込み受付開始
*11/20 20時から参加お申し込み開始 これよりサササで行うしめ飾りワークショップのお申し込み受付を開始いたします。 先着順となりますのでご注意ください。 (お申し込みはDMかメールでの対応となります。以下文末をご覧ください) ■ワークショップの概要 「御縁鶴」か「御守亀」、どちらかをお選びいただき「一」からしめ飾りをつくっていただきます。 大地から切り離され、脱穀されたままの「黒もち米」。綺麗に掃除された藁よりもさらに生命力を感じていただけるはずです。 作業は「はかま取り」と呼ばれる工程から、最後の飾りつけまでの“全て”。 本人手づくりのしめ飾りはトシガミ様も喜ばれるそうです。 正月飾りとしてだけではなく、紙垂(雷型の紙の飾り。紙垂も配布します。)をはずしていただければその後も縁起物としても飾っていただけます。 作業時間は5〜6時間と長時間。 長丁場ではありますが、年末の大仕事を共に乗り越えましょう。 ※会によって所要時間を越える場合もございます。ワークショップ後、予定の無い方のみご予約ください。 ※必ずこの時間に終わりたい、というご要望に
11月20日


しめ飾りの形について
古来より日本人が大切にしてきた、二つの瑞獣。 それぞれに異なる願いを込めて、新しい年を迎える準備をしていきましょう。 『 御縁鶴 』 見本サイズ 縦45cmほど(頭のクチバシ〜稲穂の端) 横24cmほど(翼〜翼) 天を舞う瑞鳥、鶴。めでたい鳥、吉兆を告げる鳥として、古くから愛されてきました。 その優雅な姿と、途切れることのない三つ編みを組み合わせることで、良きご縁が舞い込むようにと願いを結びます。 翼を広げた姿は、まるで新しい年への希望を運んでくるかのよう。 人とのご縁、仕事とのご縁、場所とのご縁。様々な縁が結ばれ、育まれていくことを祈る、希望を込めたしめ飾りです。 『 御守亀 』 見本サイズ 縦25cmほど(頭〜稲穂の端) 横12.5cmほど(甲羅の端から端) 万年を生きるとされる亀。その堅固な甲羅を、網代編みで表現します。 網代編みは「邪気を通さない」「魔を除ける」「疫から守る」という、強い防御の意味を持つ編み方。 亀が自らの身を守る甲羅と重ね合わせ、除災招福の祈りを込めました。 大切な人を、家族を、我が家を。静かに、しかし確かに守っ
11月19日


しめ飾りの素材について
今年も、京都福知山の農家「ミヤサイ」さんの農薬・化学肥料不使用で育てた黒餅米の藁を使わせていただきます。 @farm_miyasai 先日、脱穀のお手伝いに伺ってきました。 相も変わらず可愛いコールダックたちが見守る中(本当に持ち帰りたくなるぐらい可愛いです)、一束一束丁寧に藁を扱う時間。 選別作業がメインになってしまい片付けぐらいしかお手伝いできませんでしたが、九年間変わらず使わせていただいていること自体がとても貴重なことだと、あらためて感謝の気持ちを感じた一日でした。 今年も大切に使わせていただきます。 稲穂は、私たち自身が育てた農薬・化学肥料不使用のコシヒカリのものを。 春に植え、夏を越え、秋に収穫した、一年の営みが詰まった稲穂です。 天日干しの稲穂はさぞかしエネルギーも沢山蓄えられているでしょう。 飾りの一部には、こちらも毎年使わせていただいている栃木県産の精麻を。 野州大麻(やしゅうおおぬさ)を加工したもので、本来の使い方としては祓具(はらえぐ)として不浄を祓い清めるためなどに用いられ、神事には欠かせない素材です。 そして、しめ飾りと共
11月18日


2025年しめ飾りワークショップのお知らせ
2016年から始まったこのワークショップも、今年で九年目を迎えます。 毎年この時期になると、藁と向き合い、手を動かし、祈りを込める。 変わらない営みを、今年も静かに紡いでいきたいと思います。 今年も鶴と亀、どちらかお好きな方を選んでいただき、一年の終わりに来る年への想いを形にしていきます。 「御縁鶴」 瑞鳥として古来より愛されてきた鶴と、途切れることのない三つ編みを組み合わせた姿。 良縁が舞い込むようにと、願いを結んでいくしめ飾りです。 「御守亀」 甲羅は網代編みで表現します。邪気を通さず、魔を除け、疫から身を守る。 亀自身が纏う甲羅のように、大切な人や家を守る祈りを込めたしめ飾りです。 九年目の今年は、初心に立ち返りました。 装飾を削ぎ落とし、形はよりシンプルに。けれど編み込む想いの密度は、これまで以上に深く、濃く。 本質だけを残した鶴と亀が、今年の姿です。 九年間、多くの方々と共に過ごしてきたこの時間。 今年も変わらず、手を動かすほどに心が整っていくような、穏やかなひとときをご一緒できれば幸いです。 今年の開催予定地は以下の通り。 ◾️
11月17日


立秋らしいです
そう。立秋らしいです。 皆様おはようこんにちこんばんは。サササです。 別に店主のがっちりとした肩を晒したいわけではありません。 お分かりいただけましたでしょうか。 そう。改装やってますよのアピールです。 気がつけば暦の上ではなんと立秋みたいですね。...
8月25日
